「君の視線がほぉしく〜て」

・・・。

「紅く〜もゆるたぁいよ〜ぉ」

・・・。

「何度も〜話しかけても〜」

・・・。

「サヨ〜ナラ〜今でもぉ誰〜よりぃ〜」

・・・。

「あ〜りぃふれた〜言い方かもしれなぃ〜」

・・・。

はぁ〜

こんなカラオケ大会なんて来なきゃ良かった・・・。



多分考えない日はないよ。
上田竜也




これまでの事を振り返ると、

放課後

「今日カラオケいかねぇ?!」

「みんなで?」

「そうだよ?男女混合!!」

「あー!行く行く〜〜!!!」

「私も行く〜!!!」

「あ、あの・・・私っっ!!」

「いかねぇヤツ・・・いねぇよな??」

「・・はい。行きます・・・。」

って半分脅しで来ちゃったからさぁ。

やっぱりちゃんと断ったらよかったぁ〜

大体!

私のクラス、カップルばっかなんだよー!!

私だけ1人身じゃん・・・。


・・・あ。


もう1人いたわ。

上田竜也。

でも苦手だし・・・喋りかけないでおこう・・・。

てゆーか、コレ脱け出してもバレなくない・・・?

うんっ!イケる!!!帰る!!!!!


カバン持って・・・

・・・!?

「帰んの?」

ぎゃぁぁぁぁ!!上田ぁぁ!!!!!

早速バレてんじゃん!!!

でも嘘ついても上田にはバレそう。

てか私顔に出るから・・・

「そ、そうよ。なんか文句ある!?」

よっしゃ!!上田に言ってやった!!!

別に恨みとか無いけど・・・

「俺も帰る。」

ふぅ〜ん・・・・・・?

ぇええええええ!?

一人で帰れよ!!!

「残っときなさいよ」

「お前帰んのに俺はダメなの?
じゃぁ大声で帰っちゃう事言うよ?」

こ・・・怖ぇぇ!!!!

「そっ!それはダメ!!!!」

「ふふっ。じゃぁ、一緒に帰ろう?」

「一緒はヤだ」

「そんな事言うんだぁぁ〜」

「あぁーー!イイから!!イイから!!!」

「やったぁ!」

うわっ・・・上田が笑顔だ・・・。

意外と可愛いじゃん。

・・・!?

「何?」

「んっ!?あっ、え、何も無い!!」

私何上田に見とれてんだろ・・・

「早く行くぞ!!」

「えっ、あ、うん!」

上田に手繋がれてるーーー!!!!

カラオケ店外

「よっしゃ〜!脱け出し成功!!」

「うんっ!!頑張ったよね私ら。」

「おう。」

上田、また笑顔だ・・。

「これからどっか行かねぇ?」

「別にいいけど・・・どこ行くの?」

あれっ?私上田と行動なんて嫌なハズ・・・

「ディズニーランド行っちゃう?」

「えっ?!今から!!?」

「うん!」

うわっ、またその笑顔だよー。

「別にいいよ?ディズニーランド好きだし」

「んじゃぁ行こっか!!!」

嬉しいけど平常心を保つため冷たく言った。

するとまた上田は私の手を取って歩き出した。

ディズニーランド

「うわぁぁ!!空いてる!!空いてるぅぅ!!!」

「おめぇ騒ぎ過ぎ・・・」

「えっ・・・」

「お前可愛いのな」

・・・!?

「何乗る?」

「えっ・・プーさん・・・」

「プーさん乗りてぇの?じゃぁ乗ろっか!」

「・・・うん。」

なんだろう。この気持ち・・・。



その後もいろんな乗り物乗って、いろんな話もした。

閉園前。

「楽しかったなぁ!!!でも、もう帰らねぇと」

「うん・・・」

「どったの?まだ帰りたくないとか?」

「・・・うん。」

「まじお前可愛いな・・・」

あ、わかった。私上田が好きなんだ・・・。

「俺さぁ前からお前が好きだったんだ。」

「えっ・・?」

「お前の事考えない日はないよ?」

ぇっ・・・、

「付き合お?」

「私も・・・上田が好き。」

「まじ?やった!」

「うん・・・」

「それよりさぁ〜・・・その“上田”って呼び方やめよ?」

「何て呼んだらいいか、わかんない。」

「竜也でいーよ?」

そう言って歩き出した上田に・・・

「・・・竜也?」

「ん?何?」

「ううん。呼んだだけ」

「お前可愛過ぎ!!!!!」

ギュっと抱きしめておでこにキスをして
ディズニーランドを後にした。

「またディズニーランド来ような。
プーさん乗りに」

私と竜也の思い出の場所。

また来ようね。

絶対に。

竜也。私達もう一人身じゃ無くなったね。

竜也スマイルで・・・



「よっしゃぁ!!!」



END

えーっと、まず
「竜也スマイルでよっしゃぁ!」てのは、
十番勝負の竜ちゃんが勝ったときの反応です。
懐かしいなぁー十番勝負とか。
で、その時に「よっしゃぁ!」って喜んだ時があったの。
それが可愛かったカラ。
まぁこの小説にあんまり何も関係してないけど。
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