たまには・・・な?
中丸雄一



キーンコーンカーンコーン

遅刻する〜〜〜!!!!!
やべぇ!!ちょっと昨日考え事しすぎた!!!
もっと早く寝れば!!!
ただでさえ低血圧で遅刻魔の俺が!!
でも・・・でもあの子の事だったから・・・!


ガラガラ・・・

「中丸!遅刻だぞ!最近多いぞ!」

「すいませんーだってさぁ?先生、俺低血圧なんだよー?」

「そんなの言い訳だ」

するとクラスの和也が

「低血圧ならにがりを飲め!」

と真顔で言ってきた。
俺は負けじと

「にがり飲んでるよー」

ザワザワ

うわぁー。あの子俺見て笑ってるよー
絶対バカって思われてるよなー

そりゃぁバカだけどさぁ

みんなに笑われながら席に着いた。
横の席の和也はケタケタと笑いながら
改めて
「おはよ!」とあいさつする。

「おう。」
無愛想に返事する俺。
あの子の事で頭がいっぱいなんだ。

「また遅刻?あいつの事考えて?」
笑みを浮かべながら言った。

「ちっ・・ちげぇよ!」

「えっ!何?図星なの?ねぇ!!」

「ちげぇって言ってんだろ!!」

「こらー!!中丸!!!
遅刻して授業妨害なんて良い度胸してんじゃねーか!!
廊下に立っとけ!!」

あーあ、和也とバカな事してたから・・・
めんどくせぇ。

「バカでやんの〜!!!」

こいつ腹立つな・・
なんて冗談だけど。
どうせ和也も同じ事させられるはずだから

「亀梨、お前も笑ってないで廊下行きだ!!」

ほらね?

ザワザワ

「みんな笑うなよ・・」



「はぁーまじ最悪」

「亀が悪いんだろ?!」

「そりゃそうだけどさぁ〜」

「・・」

「そうそう!中丸ぅ!」

「なんだよ」

「中丸の・・あの子さぁ、朝一番に教室入りらしいよ?」

「朝一!?」

「うん。告っちゃえば?」

「・・・」






キーンコーンカーンコーン

「お前ら!もう休み時間だ!って何座ってんだ!」

「疲れたんだもん!」

こいつってなんでこんなバカ正直なんだろう

その後の休み時間は説教となり、
次の授業になった。

「はぁ〜だりぃの〜」

「眠い」

「だからニガリ飲めってんの!」

「だから飲んでるっつーの!」

あ、
またこっち見て笑ってるよ

そんなにバカに見える?



「で、どうすんの?」

「何がだよっ!」

「朝言ってた」

「あー」

「朝言うの?」

「だって俺朝起きれねぇ」

「でも放課後とかヤでしょ?」

「  うん」

「頑張って起きろよ!!ニガリ飲んでんだろ?」

それとこれとは話が別じゃないか・・?

「・・・。」


次の日

いろいろ考え過ぎて寝れなかった・・・

もう6時・・・いつもだったら爆睡してるとこだぜ?

まじ緊張すんだけど・・・。

もう行こっかな。


学校(7時)

ガラララ・・・

まだいねぇじゃん。よかったぁ〜
てか早すぎたか・・

安心して席に着き机に伏せる

まだかな。

ガラララ・・・

・・・!?

「あ、中丸くんだ!」

「お、おはよう」

「おはよう。なんでこんな早くきてんの?」

「えっ、別に・・・たまには・・・な?
こーゆーのもアリかと・・・」

「中丸くんらしぃや」

笑顔で可愛く笑う君
やっぱり可愛いや。

「・・・あの・・さっ!!」

「ん?どうしたの??」

「彼氏とかいるの?」

「今はいないよ〜?中丸くんは?」

「俺もいねぇ。・・・あのさっ!!」

「何?さっきから変だよ?」

「俺の彼女になってくんない?」

「えっ?」

「・・・俺なっ!!お前が好き。ずっとずっと好きだった。」

「・・・ぷっ」

「?」

「あははは」と笑う君。

「もしかして、これ言うためにわざわざ早起きしたの?」

「!?」

「ごめんごめん。あー私も中丸くんが大好きだよ?」

「じゃぁ」

「私を彼女にしてください」
「俺の彼女になってください」

「まーじで!!」

「低血圧でしんどいのにごめんね?」

「たまには・・・な?
好きな奴の為に頑張るのもよくね?」

「いいと思うよ」


俺たちはずっと抱き合った。

ぎゅーって、ぎゅぅーって


キスもしてやった

赤くなるキミを見て嬉しかった。

やっと手に入れた彼女


俺世界一頑張った男かも!!!!




END

おっち。頑張ったねー。
たまみの為にも頑張ってくれないでしょうか(ぇ)
でも最近遅刻減ったんでしょ?
たまみはまだまだ無理です、朝は。
ニガリって効くん?教えてよ、おっちー。
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